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全ての男性に送るエロなびブログ:2018年04月16日

    

白寿になるママが田舎で達者に暮らしている。

デイサービスのお世話にはなっているが頭はしっかりしており、
今でも新聞は隅から隅まで読み、
あたしよりよっぽど世間のニュースに詳しい。

デイサービスの職員の方々からも頼りにされていると、
ママ自身が得意げに話してくれる。

頭の体操的なレクリエーションの時間に
「四語熟語」の穴埋めテストの様なものが出るらしい。

いつもトップと言うより、若い職員も分からないと
最後は母に聞くようなことがしばしばであるそうだ。

その様な話を帰省でお母さんを見舞いに行くと
ママの口から以上に他人様から聞くので嬉しくもあるが、
古希を迎える息子のわしとしては
お母さんを未だ超えることが出来ないのに恥じ入るばかりである。

しかし母が幾ら達者と言え99歳、あと半年で100歳の誕生を迎える。
世話をしてくれるあたくしの姉がいるとは言え、
見舞った後の別れはつらくてつらくて…

また、今回の帰省にはいろいろ複雑な思いもあった。

ママに本当のことを言った方がよいかどうか迷いがあったからである。
それは、あたしの「早期発見」の癌の手術を言うべきかどうかであった。

手術そのものは大成功で、
「再発」さえなければ、そして誰にも言わない限り、
奥さん以外誰も知らずに済む。

田舎に向かう「汽車」に乗っている間も
言うべきかどうか結論が出ないまま母と向き合ってしまった。

久しぶりの田舎のご馳走を食べながら20時遅くまで談笑し、
ママの笑顔を見ているとやっぱり言うまいと、
結局「癌」についてはママにもお姉ちゃんにも言わないままである。

そして「元気で達者で暮らすのよ!」と
今回もまたママに励まされたのを「車中」で思い出し
おれは涙を抑えながら帰宅した。